気功の種類

気功は中国の伝統医学で、人間の体には「気」というエネルギーの流れがあり、その流れの状態によって健康状態が決定されるという健康論を示しています。

気の理論が体系化されたのは2000年も前の時代で、このころより現在に至るまで多くの人達が気功を実践したきました。

気功の種類としては、医療気功の「軟気功」と、武術気功の「硬気功」に大別されます。

医療・健康に関する「軟気功」は、「内気功」と「外気功」とに分けられます。

内気功」とは自分自身で行う養生気功になり、「外気功」は内気功で養った気の力を外部に放出し、他人の健康状態などを良くするために自分の気を与えます。

本山博氏による科学的な気の研究・実験

気功はこのようにして身体中の気の状態を整え、病気の原因となる滞りを改善します。

気の医学・理論は長い歴史上の治療経験に基づき、体内の経路を気というエネルギーが循環しているということを言い続けてきました。

そして現代の科学的な気の研究・実験により、気の理論の正当性が、確認されつつあります。

特に本山博氏などによって複雑・懐疑を極めた気の医学理論が、単なる概念的なものでなかったことが明らかにされつつあります。

本山博氏とは、米国カリフォルニア人間科学大学院大学(CIHS)及び日本では本山人間科学大学院(MIHS)を創立された方で両大学院の学長をつとめられていました。

さらに、宗教心理学研究所・本山生命物理研究所の所長も兼務され、日本ホリステイック医学協会顧問、デンタルホリステイック医学協会顧問、日本ストレス学会等の幹事もつとめられていました。

気に関しての研究では、博士は、AMIという、経絡と内臓の機能状況を、簡単に、瞬時に診断する機械を発明され、このAMIは、アメリカにおいても1976年に特許を取得し、現在は数多くの研究所や大学病院で使われています。

気の研究や気のしくみの解明に多大な科学的貢献を残した大変大変有名な方でしたので、興味のある方は検索してみて下さい。

中国の病院では気功科がある

現在中国で医療としても広く一般に行われている気功ですが、中国の病院に行きますと外科や内科と同じように気功科があります

外気功で患者に対して治療を行いますが、内気功も患者に教え、患者自身が自分で気を養っていけるようにしています。

気と臓器との関連性について

気と臓器との関連ですが、気の通路を「経路」とよんでおり、この経路人間の体を縦に走っていて12脈あるとされています。

また、この経路上には「ツボ(経穴)」が存在していて、12脈の経路は12正経といい、6陰経と6陽経からなり、それぞれが臓器と深い関連があり、これを制御しています。

気のエネルギーはこの経路を一定の規則性をもって流れており、人が万歳の姿勢をした時は、陽経では上から下へ、陰経では下から上へという方向に流れ12経路がつながっており、身体の経路を気のエネルギーが循環することになります。

ですから全身を循環している気の流れが、異常をきたしたり滞ったりすると、関連する臓器の機能が衰え病気になります。

気の中国医学では、体内を循環しているの気のバランスが崩れた状態を病気といいます。

また気の流れの異常を、虚=気が不足している状態と、実=気が多く流れ過ぎる状態2種類に分類しています。

気の流れを異常にする原因とは

気の流れを異常にする原因としては、自分自身に要因がある内因」と自分の力ではどうすることもできない外的環境に要因がある外因」に大別されます。

内因とは具体的には、偏った感情や心的態度・偏食や暴飲暴食・過剰な性生活・悪い居住環境です。

こうした内因により体内の気がバランスを崩して、外部からの邪気が体内に侵入し体調が崩れて病気なったりします。

但し、身体の気の流れが異常なく満ちていれば、天気や気候の変化などの外因があっても、病気にはならないと考えます。

よって病気の真の原因は「内因」であるということになります。

特に激しい怒り、恐れ、憎しみ、悲しみなどの感情が、体内の気のバランスを大変失わせてしまいます。

気功は、以下3つの要素で構成され、この要素を元にさまざまな功法が考えられています。

  1. 調心=心をリラックスさせた状態で精神を集中する。
  2. 調息=呼吸をコントロールして整える。
  3. 調身=姿勢を正しく背骨を正常にする。

具体的な功法は、現在たくさんの本やインターネット情報がありますので、そちらを参考にして下さい。

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